著者 刀根里衣 NHK出版

Reen
うさぎワールドにドップリひたれますよ!ホッと一息つきたいときに

実はだいぶ前にウサギを飼っていたことがあります。
フワフワの毛につつまれ、つぶらな瞳がかわいいウサギですが、
飼うとなるとなかなか手ごわい(笑)
犬や猫のようになつくまでにはいきませんし、あれこれかじるし。
でも、生き物ってそういうものなのでしょうね。
人間の思う通りにはいかないのがあたりまえ。
だからこそ、なにかしら心が通いあったと思えた瞬間が貴く感じます。
うさぎじかんは、6匹のうさぎファミリーの物語。
一冊まるごとのストーリーではなく、見開きのページごとに完結している、
詩のようなメッセージとイラストで構成されています。
こういう形式もあるのだなと、絵本初心者のReenはワクワクしながらページをめくりました。
どのイラストも可愛らしくて美しく、メッセージも気持ちが穏やかになるものばかりです。
絵本のなかの季節や時間、場所はさまざま。
どの場面のうさぎファミリーものんびりしています。
自分も周りもあせることなく、マイペース。
慌ただしい現実ではとうていありえない世界だからこそ、
頭をからっぽにして、うさぎワールドにひたれますよ。
なかでもクスッと笑ってしまったのが、「雪道さんぽ」。
うさぎさんたち、耳を足がわりに、逆立ち(?)のように歩いています(笑)
こういう絵本、毎日時間に追われ、
神経をすり減らして仕事や家事、育児に奔走している大人にこそ読んでほしい!
傍らには、好きな飲み物を置いて、ゆっくりじっくり味わって。
あーあ、本当にこんなうさぎファミリーがいる世界があるのなら、
会いに行くために一目散に駆けていくのに。
せめてこの絵本をひらいて、心の休息をとることにしましょうか。



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