「わすれもの」   

作/豊福まきこ      BL出版

<span class="marker-under-blue"><span class="marker-blue">Reen</span></span>
Reen

「子どもの頃の大好きなぬいぐるみとの時間を懐かしく振り返ってしまう一冊。あたたかな気持ちにひたりたいときに読んでほしい」

「わすれもの」を読んで、小学一年生のときに、ひとめぼれをしてねだって買ってもらったウサギのぬいぐるみのことを思い出しました。

大好きで、いつも一緒だったなあ。

毎晩、同じ布団で寝て、汚れたら洗って乾かしていました。

中学生になってそのぬいぐるみからは卒業しましたが、いまだに、忘れることなく、心の奥深くにしまってあったことに気が付きました。

この絵本、公園にうっかり置き忘れられてしまった羊のぬいぐるみが主人公。

持ち主がちゃんと探しにきてくれると信じて待っている姿にジーンとします。

なんとなく、子どものときに親とはぐれて迷子になってしまったときの心細さがよみがえってきました。

でも、最後はちゃんとハッピーエンドのお話ですよ。

羊のぬいぐるみと、持ち主の女の子との絆の深さが感じられる、とってもステキなストーリーです。

優しいタッチの絵にも癒されます。

ところで、毎日のように、飼い犬と散歩に出かけているReenです。

だいたいの決まった散歩ルートがあり、いつも、かなり古びたお屋敷の前を通ります。

何十年くらい前に建った住宅なのかなと思って見ていたある日のこと。

塀に「忘れものです」と書いた張り紙とともに、ビニール袋に丁寧に包まれた手袋が張りつけてありました。

片方だけの忘れ物を見つけた、ここの家の方の優しい気持ちがあふれていて、以後は、通りかかるたび、お屋敷までとっても親しみ深く見えてしまいます(笑)。

仕事に家事に雑事、育児と、あわただしい毎日を過ごしてはいませんか。

忙しいという字は、心を亡くすと書きますが、心をすり減らすばかりでは寂しいですね。

たまには、「わすれもの」のような気持ちがほっこりする絵本を読んで、リフレッシュしましょうよ。

絵本の世界に入り込むと、自分が子どもだったときの嬉しかった気持ち、悲しかったこと、驚いたできごとなどを懐かしく思い返せますよ。

どうぞ、ステキな絵本の世界を散策してみてください

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