こんのひとみ 作 いもとようこ 絵 金の星社

秋の夜に読むのにピッタリ!あたたかな気持ちになれるおススメ絵本

心ってどこにあるのでしょう?
子どもの頃にそんなことを考えたことを思い出します。
人って死んでしまうと魂だけこの世に残るのかな、どうなのだろうかと真剣に悩んだあの頃。
大人になると、悩んでも仕方ないことや分からないことには蓋をしてやり過ごしてしまう気がします。
この絵本に出会い、それは少しばかり寂しいのかもと思いました。
「心ってどこにあるのでしょう?」という疑問に、絵本のなかではさまざまな答えが出てきて、それがまたなるほどと思うことばかり。
正直なところ、私には答えは分かりません。
もしかしたら、心のある場所って人それぞれなのかもしれませんね。
昔から病は気からという言葉があります。
気の持ちようで病気になってしまうほどなのだから、心はもっと大切にしないといけないのでしょう。
大人になって働き始め、家のことや子供の世話に懸命に取り組めば取り組むほど、「私がやりたいと思う気持ち」より、やらなければいけないことを回すのに精一杯になりがちです。
でも、そういう日々の暮らしは、私が望んでいることとはどんどんかけ離れていってしまう。
よくあることです。
もちろん、赤ちゃんを無事に育てるためには、自分のことなんてなりふりかまっていられませんでした。
お母さんの献身で家族が安心して過ごしてこられたのは確かですが、家族の要である、お母さんの心ってどこにあるのでしょう?
お母さん、ちゃんと自分自身の心の声を聞いてあげていますか?
この絵本を読んで、そんなことをつらつら感じました。
私の周りは、真面目で家族のためにと毎日、一生懸命なお母さんばかりです。
だからこそ、自分自身の心の声に素直に耳を傾ける時間をもってほしいなと思います。
たまには家事なんてほっぽり出して行きたい場所へ出かけるのもよし。
秋の夜長に好きな飲み物片手に、素敵な絵本を楽しむのもまた、よしです。
いもとようこさんの優しい絵にも癒され、心がほっこりしますよ。



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