うしはどこでも「モー!」

エレン・スラスキー・ワインスティーン=作

ケネス・アンダーソン=絵

桂かい枝=訳    すずき出版

<span class="marker-blue">Reen</span>
Reen

異文化に興味をもつきっかけなるかも!くすっと笑える絵本

子どもの頃、イギリスの鶏は、「カッカドゥドゥルドゥー」って鳴くのだと聞いて、びっくりしたことを思い出しました。

この絵本、世界のいろいろな国の動物や生き物の鳴き声をユニークなイラストで楽しく紹介しています。

言語学のことはさっぱり分かりませんが、言葉ってその国の社会や風習、風土などと深く結びついているのでしょう。

そんな風に鳴いているように聞こえると皆が納得して表現するのですから。

言葉って面白いなあと、あらためて感じます。

話は飛びますが、十代のときに、あるノンフィクションを読んで、頭をガツンとなぐられたような衝撃を受けたことが。

それは、世界のさまざまな国や地域の風俗や風習を紹介していた本で、例えばある民族は食事を誰かと一緒にとる文化がないのだとか。

イヌイットの話でしたが、食事をとる時間も各自それぞれで食糧庫へ行って勝手に食べるのだそう。

なんか、親や先生や世間がこうしなさいって言っていることって、今のここの場所でしか通用しないのかもと思ったことを鮮明に覚えています。

そんな固い話では全くなく、この絵本、読むとくすっと笑えます

ぜつみょうなタイミングで出てくるのが、『うしはどこでも「モー」!』なんです。

訳をしているのが、落語家の桂かい枝さん。

だからなのでしょう、とっつきやすい愉快な絵本に仕上がっています!

なおかつ、異文化交流のきっかけになりそうと思ってしまいます。

鶏の鳴き声の国ごとの違いなんて、あらためて考えたことなんて普通はないですよね。

また、この絵本、読み聞かせに使うのもよさそうです。

「うしはどこでも」と読んだあとは、子どもたちから「モー!」という言葉がきっとかえってくるはず(笑)

読むと楽しくなることまちがいなしのおススメの絵本です。

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