作・絵 やなせたかし フレーベル館

mimi
あのアンパンマンの作者、やなせたかしさんの絵本です。ハッピーエンドでないのが余計に、深い余韻を感じさせてくれます

誰もが知っているアンパンマンの作者、やなせたかしさんはこんな素敵な絵本も描いています。
みなしごのライオンと、そのライオンを育てた犬の愛がたくさんつまったストーリー。
種を超えた愛情なんてあるのと、思ってしまいますが、
実際にインドでオオカミに育てられた少女の話をご存じの方も多いのではないでしょうか。
この絵本を読むと、単なる血のつながりだけではなく、
一緒に過ごした時間が愛情やきずなをはぐくむのだなと、あらためて感じさせてくれます。
そんな愛がテーマの話だけに、
みなしごだったライオンが、おかあさん犬会いたさにオリを破って逃げ出し、
けいかんたいに撃たれてしまうという、悲しい結末が心に沁みます。
ライオンイコール危険だから撃ってしまおうという単純な構図。
今でも、山からクマがおりてくると、私たち人間は大騒ぎ。
たいてい、駆除され(殺され)ますが、
山からおりてこざるをえない、クマにはクマの理由があるはず。
ラストのシーン、読む方それぞれの感性で、
いろいろなことを感じたり、考えたりできそうです。
切ないなかにも、深い愛情や絆が胸を打つステキな絵本。
親子で楽しむのもおススメです。
やなせたかしさんが作詞を手がけた、
おかあさん犬「ムクムク」がライオン「ブルブル」に歌って聞かせていた「ブルブルの子守歌」の楽譜も載っていますよ!
演奏ができる方は、ぜひ、弾いて楽しんでみてください。



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