ふくだすぐる作・絵 岩崎書店

この絵本、動物の絵がとっても可愛くて大好き!
心が穏やかになるストーリーで、子育て中の母におススメですよ

どんなにキレイ好きだったとしても、きちんと栄養を考えた料理づくりに励んでいたとしても、
赤ちゃんがわが家にきてからは怒涛(どとう)の日々。
身に覚えのある方、多いのではないでしょうか。
立ったままバタバタと自分のお昼ご飯を食べたり、
湯舟につかる時間もなく慌ただしくお風呂からあがったり。
「少々のことはまあしょうがない」というあきらめの境地こそが自分自身も周りも楽にする、
そういう真理につながっているなとこの絵本を読んで感じました。
ライオンにゾウ、キリンにウサギなどなど。
みんながおなかを空かしているなか、サルが一つだけ落ちているリンゴを拾って逃げていきました。
怒った動物たちは必死にサルを追いかけ、追い詰めます。
最後はとうとうサルも白旗を。
ところがよくよく見ると、サルは赤ちゃんザルを抱えて逃げていたことが判明します。
とたんに動物たちは「それではまあ、しょうがないな」とサルを見逃して帰っていきます。
このラストのシーン、心がほっこりしますよ。
みんなが、「少々のことはまあしょうがないね」と共感し合えば、
思い通りにならない日々も、気持ちが穏やかになるのでは。
怒って追いかけた動物たちがあっさりとサルを許したように、
まわりのことも、自分のことも「まあしょうがないね」と言い合えたなら、
暮らしやすい優しい世界になる気がします。
ちなみにこの絵本、「One Apple」という英語版も出版されています。
「りんごがひとつ」を読んで気にいったら、
ぜひ、英語版にもチャレンジしてみてはいかかでしょうか。
お子さんが英語に興味を持つのにも一役買ってくれそうな、おススメの一冊です。
親子で楽しめること、間違いなし!



コメント